井上洋介展
絵を描くことその周辺全てを含めて、父は創作そのものが呼吸以上に無意識の日常だった。
俺は寝ている時も仕事をしていると言っていた。家にアトリエと呼ぶ場所は無い。仕事場と父は呼び、家族もそこが仕事場と認識していた。意味合いは同じだろうが生涯1度たりとアトリエなる言い方をしたことがい。制作は集中的に没頭し、短い間に量産する。ひとしきり没頭すると、全く違う何かに意識は完全に切り替わり、再び、新たな作品を量産する。創作とか制作という単語も父の口から聞いたことは無い、仕事だから。
2005年、父75歳のスクラッチボード。これを展示した当時、既に全く違う作品に着手していた父が目を細め微笑む先は若くて健やかにしどけない女性。はいつものこと、しかし、これも仕事だととぼけた顔で父は言った。 井上真樹
2023年9月13日(水)~9月24日(日)
12:00~19:00 最終日17:00 月曜休廊
川浦良枝 個展SWEETS
ミヤタチカ個展忘れたくない断片
浅羽容子 個展 再生可能サマーデイズ
百瀬靖子夜長々 Moonlight
眠りの精オーレおじさんアンデルセン作
峰岸伸輔版画展「空と星と鳥になりたかった女の子」
niŭ 2023 Exhibition「りぼんなんて大きらい。」展
私自身が子供の時、着せ替え人形のように服を着せられることが大きらいでした。
大人になった今も、汚れたって破れたってかまわない動きやすい服が好きです。
これまで一緒に暮らした猫に、りぼんをつけると喜ぶ子もいましたから個人差があると思いますが、
今回は私と同じようにりぼんをつけられて、仏頂面の子を描いてみました。
前回のギャラリーまぁるの個展(2021年)でも展示した「天使が抱きしめた犬(猫)
の新作やハンドペイントの陶器の犬作品も展示します。
身体のある世界でもない世界でも、犬たちも猫たちも、痛いことも怖いことも、
苦しいことも、辛いこともなく、のびのび毎日くつろいで過ごせますように。願いを込めて。
2023年5月24日(水)~6月4日(日)
12:00~19:00 最終日17:00 月曜休廊